2019年6月30日(日)
過日、久方ぶりに図書館で本を借りました。
「夜の谷を行く」桐野夏生著 /文藝春秋
好きな作家ながら、この数年は読書の機会をあまり得られずにいたので、桐野夏生さんの新しい作品の情報にも疎くなっていました。
大抵の場合、少なくともなんとなくの概要は帯によって知ったりするものですが、今回は図書館本でそれが付いておらず、内容に関する予備知識は完全にゼロの状態で手に取り読み始めました。知らないでいることが難しい今の時代に、知らないことにわくわくしながら。
思いがけず、連合赤軍に所属し服役の過去がある中年女性の物語で、とても読み応えのある満足な一冊となりました。
「読書紹介」にて、詳細を記載しています。(*上の画像をクリックで移動します)
久しぶりに連絡をくれた中学時代からの友人が、十数年前にまとめて購入してくれた文庫本ブックカバーを少しずつ開封して今も日々愛用してくれているという話を伝えてくれました。本当に驚きましたし、心底感激しました。まさかあの時の紙製ブックカバーが、令和元年に入ったこの現在も大切にされているなんて!
大分前に取り扱い商品からは除いてしまったのですが、今回久方ぶりに友禅和紙のブックカバーを作成することとなりそうです。何年ぶりかなあ。良い意味でちょっと緊張もありつつ、また喜んでもらえる品を張り切って作りたいと思います。
昔懐かしい商品画像も一部引っ張り出してみた。今はもう用意できない絵柄ばかり。
そして、彼女とブックカバーや本についてのやり取りをしたり、昔作って自分で使っていたブックカバーを物入れから捜索したりするうちに、本来読書好きの自分もついでに手繰り寄せた気がしたのでした。(その後図書館へ行く)
2019年6月14日(金)
カルガモ一家は元気です。
カルガモ(軽鴨)/カモ目カモ科マガモ属
カルガモのお母さんと子どもたち
カルガモ母子の肖像
ひとりで泳ぐ子カルガモ
さて、上の画像から梅雨入りも経て2週間ほどが過ぎました。子カルガモたちの目覚ましい成長ぶりと、家族全員無事である事実に乾杯。(※カモ類は、父親は子育て・家族形成に関与しません)
どうしても1羽はぐれがちの子がおり、1枚の写真には7羽の姿しか入っていないのですが、8兄弟は健在です。
ぐっと大人びて、お母さんに似てきました。
それでも、まだまだ愛くるしいあどけなさがちらり。
暗いトンネルを抜ける時も、お母さんを先導してゆきます。
少し前までは越えることが難しかった水辺の岩も、今ではもう大丈夫です。
とにかく皆ものすごい食欲です。田植えと見紛うばかりに泥水の中に体ごと突進してもぐもぐ。
カルガモは基本的には植物食で、植物の葉や種子などを食べるとされています。
子どもたちの食事の最中、お母さんは静かに佇み全員を見守っていました。我が子らの成長ぶりを嬉しく誇らしく思うような眼差しに見えました。
そりゃあ、見るよね。
カラスやスズメに匹敵して、人間の日常生活の中において馴染み深いハト。なにやらスタイリッシュに撮れました。
※実際は、烏骨鶏たちの小屋に彼らが散歩で留守の間に入り込み、餌入れから思う存分ぱくぱく食べたお腹いっぱいの犯行直後である。
カワラバト(河原鳩)/ハト目ハト科カワラバト属
共犯者あり。実に堂々とした手口でありました
被害者のウコッケイさん
園内の池には、明らかにミシシッピアカミミガメの数も増えています。
泳いでいる際、「ぷはぁ~、もうがまんの限界!」といった面持ちで水上に顔を出すその表情が好きです。
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)/カメ目ヌマガメ科アカミミガメ属
「超巨大ミシシッピアカミミガメさんご一行、日本列島横断中」の風情。
カルガモと同じく、こちらもラブリーな親子です。手前の子ガメは、おそらく人間の両手の平に収まるくらいの大きさだと思われます。
近くから、お名前を存じ上げないカメさんもこんにちは。
夫婦で同じ池の中にいながら、ちょくちょく配偶者とはぐれるカイツブリ。自ら移動しながら一生懸命探したり、声を出して居場所を知らせようと試みたりしているのですが、なかなか巡り合えず。思わず「あなたのご主人(奥さま)※瓜二つ はあちらの池の端にいますよ。ちょっと草が茂って影になっている部分です」と教えたくなる。
配偶者とはぐれたカイツブリ(鳰)/カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
配偶者を探すカイツブリ
ちょっと諦めムードになるカイツブリ
捜索を待つもう一方のはぐれたカイツブリ
小柄な彼らからすれば大きな池ですが、そこまで巨大というわけでもなく、いつも時間が経てば再会はできます。
眠たい時に寝る。これぞ魅惑の猫ライフ。おやすみなさい。
*これ以前~2000年は割愛させていただきます
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