2025年4月24日(木)
4月半ば頃、あっという間に去りゆく春の名残をかろうじて留めるいつもの池に、水鳥のバンが一羽飛来しました。

バン(鷭)/ツル目クイナ科バン属


住まいから徒歩10分のこの池でバンにお目にかかるのは初めて。この日以来棲みついている様子で、伴侶を求めるように大きな声でよく鳴いています。よいお相手が飛んできてくれたなら、もしやバン夫婦の子育てなど垣間見ることができるかも?密かに期待が膨らみます。
遊歩道沿いの池なので、移動のため通りかかる人々の大半が水面に目を向けます。二人組のうら若き女性たちがやや遠方のバンを見つけ、「あの黒い鳥、おしりが白いんだね」と細かな観察を語り合っていて、なんだか和やかな気持ちになりました。確かに白くてチャーミング。
とにかく終始溌溂としていたのが印象的でした。
バンは雑食で昆虫なども食すようですが、この場はとにかく水生植物の葉や茎を次から次へとほおばっていました。水面に漂う無数の桜の花びらも、積極的に口にしているように見えました。
生活を楽しむ生き生きとした鳥たちを眺めると気分が明るくなります。きっとまた近々お目にかかれるでしょう。




あちらこちらで春を彩る花々。お花畑でお迎え待ちの方も。
少々珍しい光景。水面に鎮座。こうなっているハトを目撃するのは初めてです。

キジバト(雉鳩)/ハト目ハト科キジバト属

少年が「カモみたいになってる!」と言葉を投げかけ通り過ぎてゆきましたが、まさにその通りです。完全に水鳥と化したもふもふ感の強いキジバト。本人は「当然」といった風情なのが愉快でした。
カラスも水辺にやってきました。どこででも見かけるけれど、なるべくよい感じに撮りたい欲があるので、好機は逃さないように。

カラス(鴉)/スズメ目スズメ科カラス属



2025年4月6日(日)
はじめましてのノラネコさん。突然の夕立直前に、近隣の公園を抜ける小道にて。




お顔のアップを見てみると、薄い緑色の目に若干茶色の模様が。気にかかり少し調べたところ、生まれつき、もしくは加齢による色素沈着の線が濃厚のもよう。もちろん断定はできないまでも、なんとなく勝手に安堵。やはり大きな問題がないに越したことはありません。






春うらら。甘い香りの花々に囲まれて張り切る小鳥、シジュウカラ。

シジュウカラ(四十雀)/スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属

時に花びらをはらりと散らせながら、目移りするままに花から花へ瞬時に移動してはくちばしを差し出します。もはや天国にでもいる心持ちに違いありません。
ちなみに、シジュウカラはくちばしが短いので、花の子房部分に穴をあけて蜜を吸う方式のようです。





2月に会ったノラネコさんにも同じ場所でばったり。桜の花びらが散らばった地面をとことこ歩いていました。








早春に、夏日に届く陽気が訪れ桜が一気に咲き乱れるも、寒が戻りすぎて一転して真冬並みの冷たい雨が続き花々を散らしました。今季は撮影のタイミングを少々逃した感じが否めません。
四季の概念がやや崩れがちな近年ですが、今しばらくは春ならではの光景を楽しめればと期待します。




氷点/三浦綾子著 を「読書紹介」に掲載いたしました。下の画像をクリックで移動します。
言わずと知れた名作として轟く本書ですが、聞き知っていた概要からはどうも自分の好みとは言い難い内容のように思われ、今まで読むことなくきました。過日、作家の宮部みゆきさんが対談動画の中でおすすめの本として語られていたので、そわそわと気になりだし、図書館で探してみるいい機会を得ました。
若冲カレンダー2025。4月は老松孔雀図。
重厚な濃い松と華麗な牡丹の花を従えて降臨する白い孔雀は覇者の風格すら漂わせ、あまりに神秘的で、麒麟や鳳凰のような幻想の存在と同種にも思えてきます。自身の美を知っているのでしょうか。無自覚だからこそ、より一層美しいのでしょうか。

老松孔雀図/伊藤若冲
*これ以前~2000年は割愛させていただきます

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