2019年3月21日(木)
近所にあるいつもの公園を通ったら、新顔の猫がくつろいでいました。
これはまた綺麗で愛らしい猫だなあと写真を撮っていると、居合わせた女の子が話しかけてきて、色々教えてくれました。中学校のものと思しきジャージを着た、利発そうなお嬢さんでした。
この新顔の子は、最近捨てられたばかりであること。
この公園にいる何匹もの猫たちは、近隣住民で世話をしているいわゆる「地域ネコ」であること。
子供ができないように処置(去勢)してある子は、その印として片方の耳が欠けていること。
彼女が詳しいので、「おうちでも猫を飼っているの?」と思わず尋ねると、「うちでは飼っていません」との返答。そうは見えないほど猫との接し方が上手で、猫の方もかなり気を許している様子が窺えました。
ちなみに、以前からこの場所にいるこちらの方は、もはやこのような好待遇に・・・!
この公園を棲家にする猫たちは、小さなお子さんから中学生の女の子、高校生の男の子、若いカップル、年配のご夫婦、本当に様々な人たちに愛され、可愛がられています。時折なんちゃってカメラマンになる私も、彼らを見守りながらまたその姿を収めていければと思います。
早春の池はメンバー勢ぞろい。
アオサギ(蒼鷺)/ペリカン目サギ科アオサギ属
コサギ(小鷺)/ペリカン目サギ科コサギ属
コサギの捕食場面
カイツブリ(鳰)の捕食場面/カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
カワウ(河鵜)/カツオドリ目ウ科ウ属
さて、おなじみカワウですが、どうも前回運命的出会いを果たしたコサギの姿を探しているように見えて仕方がありませんでした。ずっときょろきょろ辺りを見回しているし、すれ違ったカルガモはスルーだし。まあ、普段から挙動不審なタイプなので(失礼)、一概には言えないのですけれど。
私自身も、つい今しがたまで視界に入っていたコサギが見当たらず、一緒にきょろきょろ探す始末。そして高い木の上に純白の姿を発見。どうやらコサギは、カワウが現れた途端に水辺を離れ地上から遥か遠くに避難していた模様。ひどいよコサギさん。無常だよコサギさん。高所に向かい存在を誇示するカワウにも相変わらずのノーリアクション。諦めた(?)カワウは、潔く飛び去って行ったのでした。
・・・なんだかだんだんカワウファンになってきたかも。
多々問題視されるカラスも、単純にまじまじと見れば黒一色のかっこいい鳥。
ハシボソガラス(嘴細烏)/スズメ目カラス科カラス属
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)/カメ目ヌマガメ科アカミミガメ属
ここまで接近する両者を目にするのは初めて。
コサギとアオサギ
こちらの組み合わせは、もはやアオサギが引率の保護者にしか見えない・・・
カルガモとアオサギ
久しぶりの烏骨鶏さん。
烏骨鶏(ウコッケイ)/英名:Silky Fowl
こんなに真っ白ふわふわな烏骨鶏ですが、「烏骨(=黒い骨)」との名前が表す通り、衣の下は皮膚から骨まで全てが黒いそうです。毛も黒いタイプも存在するようですが、私はお目にかかったことがありません。
クリスマスローズ
2019年3月3日(日)
先月紹介した、個性と魅力に溢れる猫です。どうやら同じ公園内にずっと滞在している模様。
心なしか、地面に丸まっていた先月の時より若々しく見えたり。太めのおみ足もたまらない。(失礼)
猫ならではの、魅惑の不機嫌フェイスの持ち主。
なんとなく行動を共にしているように見えた初対面の猫です。常に屋外にいる寒さが伝わってくるような佇まい。
冷たい風が強い日でした。
辺りの木々も絶えず揺れておりましたが、個人的には竹の軋む音が妙に好きで、耳に届く度にもっと長く続いてほしい気分になります。
2月終盤の時点で早くもカワヅザクラが開いている場所がありました。遠目からでもその一箇所だけ華やかに色づいている様が際立って見え、本来の進路ではなくともふらふらと引き寄せられ、遠回りを楽しいものにしてくれます。もちろん梅は至る所で花盛り。
園内にある古民家では、雛人形や吊るし飾りが展示され、圧巻の光景となっていました。
一方、こちらは私の雛人形。昔、若い娘時代に母が贈ってくれました。手の平に乗る福々しいお内裏さまとお雛さまは、とてもかわいらしくてお気に入り。一年に一度しか取り出して飾らない性質のものなので、いまだに歳もとらず綺麗なままです。
背後のペーパーファンは、自分で作ってみました。和紙を扇状に折り込んだものをふたつ合わせて円にしている形です。黒地の友禅和紙と金色の和紙を組み合わせてみましたが、色柄によって様々なバリエーションが試せそうです。
雛飾りで明るさが増す古民家の眼前に広がる池に、突如カワウが出現!
カワウ(河鵜)/カツオドリ目ウ科ウ属
黒いボディに黄色いほっぺと水色の目がチャームポイント。
威風堂々と黒い羽を広げる姿は、さながらオーケストラの指揮者という趣。
実際のところ、カワウの羽は水を弾きにくく、濡れた後は積極的に乾かす習性があるため、ほかの鳥よりちょっぴり壮大な羽の広げ方になる感じなのだと思います。
一方、先月と同じく、コサギもまたこの水辺に寄っていました。
コサギ(小鷺)/ペリカン目サギ科コサギ属
コサギの存在にまだ気づかずに、自由気ままに泳ぐカワウ。
まさか運命の出会い・・・なのか?
なかなかのいい雰囲気から、羽を広げてカワウアピールタイム開始。ちょっと露出狂っぽくなっている気がしないでもないのだが・・・
対するコサギは、完全にノーリアクションでありました。がんばれカワウさん。負けるなカワウさん。
なお、池の側を元気に駆け抜けて行った少年たちが、「あっ、クロサギだ!」と叫んでいました。
気持ちはよく分かります。そうとらえるのが自然です。シラサギ(コサギ)に絡んでいる、似た印象の黒いボディの鳥だもの。
ただ、一見怪鳥風の黄色いほっぺをしているお茶目な黒い鳥を見たら、今度からカワウさんと呼んであげてネ。
ちなみに、私はクロサギにはまだ出会ったことがありません。さぞ格好いいのでしょう。一度ぜひお目にかかってみたいものです。
さて、冒頭の猫ですが、薄暗くなりはじめた夕刻、落ち葉をクッションに単身でくつろいでいたところに異変が。女性二人と一緒に散歩中の犬が、もうあの子に興味津々状態。傍目にも制御が難しそうだと分かる勢いでまっしぐら!
もちろん猫に対して危害を加えるのが目的ではなく、遊びたい・じゃれあいたいという気持ちが始終見て取れました。が、猫からすれば、徹頭徹尾警戒と抵抗以外にすることはないという状況だったと思われます。これぞ温度差というもの。
ある程度時間を経て、満足して背を向け立ち去る犬なのでした。
見送る視線から、「ナニあいつ!?」 との心の声がはっきり聞こえてきたような・・・
とりとめなく、いろいろギャラリー。
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