全国的に生息する身近な野鳥。
店主が札幌在住だった2011-2018年の間と、横浜在住のそれ以降にあちらこちらで撮影しました。
花の蜜や果実が大好き。
カラスやスズメのように、街路などで見かけることも日常的にあります。それゆえ、遭遇した感激や新鮮さには欠けるのですが、その時その時で色々な顔を見せてくれるので、ついついカメラを向けてしまう鳥です。
オスとメスの外見に明確な違いはなく、性別を見分けるのは困難だと思われます。

ヒヨドリ（鵯）
Hypsipetes amaurotis
スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属

辺り一面に雪が積もり自然が覆われる中でも、食べる物を見つけ出します。

どれがいいかな。ちょっとしぼんでいるな。
ちゃんと吟味だってします。

ほかをあたろうか。

どこへだって飛んで行ける。

おしゃれなワンピースを着ているみたい。

ふと見上げれば、ヒヨドリがいる。

春の足音に呼応する羽ばたき。

つぶらなお目目のかわいらしいお顔をしています。
体勢も自由自在。

こうして正面から見てみると、けっこう小顔。

後ろ姿もチャーミング。

早春のまろやかな光に包まれて。

春に浮き立つ。

春にはきりる。

カワヅザクラの花から花へ移動しては、大好きな蜜をご馳走になります。
お返しとばかりに、花粉がたっぷり付着したくちばしで飛び回り、今度はヒヨドリがカワヅザクラの受粉を助ける形になります。

大好物の花の蜜をたっぷり堪能して、くちばしの先が花粉で黄色に染まりました。まるでカルガモのくちばしみたい。

時々大きな声で鳴き、別の木でお食事中の仲間たちに呼びかけている様子でした。密集して咲き乱れる桜の花に隠れ、お互いの姿が確認できないのでしょう。

新緑もお似合いです。