 
6月27日(火)
雨が少ない蒸し暑い梅雨に。





歩き慣れたいつもの道も、空模様によって初めての場所のように新鮮な気分になるものです。


6月1日(木)
子ガモ、成鳥へ順調に成長中。

カルガモ (軽鴨)の幼鳥/カモ目カモ科マガモ属




キッズモデル:子ガモちゃん/カモ目カモ科マガモ属

体がすっぽりお母さんの後ろに隠れるくらいまだまだ全体のサイズは小さいけれど、くちばしはだいぶ近づいて
きた感があります。










カルガモ (軽鴨)の母子/カモ目カモ科マガモ属
前月5月の日記
で紹介したカルガモのひなたちが、すっかり大きくなっていました。
残念ながら11羽だったきょうだいは8羽に。おそらくは主にカラスなどの外敵に狙われた結果であり、鳥類に限らず
野生動物が大人になるまで生き抜くのは決して容易ではありません。みんな、食べるのに毎日毎時間必死なのです。
生きること=食べること=食べられないこと。
なお、先日沖縄の報道記事でゴイサギがカルガモの若鳥を丸のみしている写真があり、仰天しました。
撮影した方もかなり驚かれた様子、ごく珍しい事象であることは間違いなさそうです。
いつも池の近くにいるアオサギやコサギは、さすがにこのような捕食はしないだろうと思いつつ・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b460e60414136e32c80d3c5fd0ef414f78fda35
さらに、同じく 前月5月の日記
でちょこっと紹介した独身貴族カイツブリに、伴侶とかわいい子供たちが!


カイツブリ(鳰)の親子/カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属

食糧を捕獲するカイツブリのお父さんかお母さん(瓜二つ)/カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属

腹ペコの子カイツブリたち
カイツブリ夫妻は子育てに大忙し。水中に潜っては子供たちに食べさせる生物を捕獲し、口移しで与えます。
自分らはまったく食事せず、またすぐに身を沈めては食糧確保の繰り返し。キュートな子カイツブリの期待と
尊敬に満ちたまなざしに加え、大人顔負けの旺盛な食欲には抗えません。

頼もしい親カイツブリとかわいい子カイツブリたち

愛くるしいカイツブリ(鳰)のヒナ







たまにはぐれて声を上げながら両親を探す子カイツブリたち


獲物がちょっと大きすぎる子カイツブリ






カメさんコレクション。





オナガ (尾長)/スズメ目カラス科オナガ属


この1-2か月の間に読んだ本です。

生誕祭/馳星周著
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■生誕祭 /馳星周著
「不夜城」をはじめとするノワール小説でも知られる著者の
2003年発表作。ちなみに、お名前は香港の映画俳優・監督
である周星馳(チャウ・シンチー)の漢字を逆さにしたのが
由来のペンネームです。
不夜城シリーズなどは昔一通り好んで読みましたが、今回
かなり久しぶりに手に取った作家さんの作品となりました。
舞台はバブルに踊る東京。不動産を転がして大金を得る
時代。金と酒と薬と男と女の欲まみれの狂乱。騙しあいに
裏切りあい。共感を抱くような人物は特に登場しませんので、
疾走感も心地よくエンターテイメント小説として面白くどん
どん読み進みました。すっと自然に負担なく入ってくる文体
はやはり情景が浮かびやすく魅力的です。
10年後を描いた「復活祭」も続けて読了。土地神話崩壊の
次は、IT企業が乱立する世での全てを賭けた買収劇へ。

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復活祭/馳星周著
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若冲カレンダー2023。
6月は、「伏見人形図」(部分)。
伏見人形とは、京都伏見発祥の土人形を指すようです。
動物や植物などの生き物を描く人物の印象が強く、
やや珍しいモチーフだなと一瞬感じたのですが、京の人
である若冲にとっては自然なモデル選択だったのかも
知れません。
丸いほんわりしたイメージで、福福とした愛らしさに
思わず笑みが生まれます。
丹精込めて丁寧に作られた人形を、その過程をもひっくる
めた緻密さで紙の上にうつしていったことでしょう。

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伏見人形図(部分)/伊藤若冲
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