2月8日(木)
先日はここ横浜でも大雪警報が発令され、ぼたん雪がよく積もりました。が、思いのほか町に雪の痕跡は残らず、
気づけば近所にある遊歩道沿いのカワヅザクラもちらほら開花し始めています。冬鳥のジョウビタキ、春を待ち
きれないメジロたちが、枝から枝へと飛び移り、目にもとまらぬ俊敏さを見せつけ活発に動いていました。
ジョウビタキ(尉鶲)/スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属
こちらはジョウビタキのメスです。まだ見ぬオスは色合いが異なり、どうやら黒と褐色の濃いボディをしている模様。
もふもふのレディ・ジョウビタキ
花の蜜が大好物のメジロは、カワヅザクラが満開になった頃にもう一度撮りに行きたいと考えています。
メジロ(目白)/スズメ目メジロ科メジロ属
目の周りがくっきり白いからメジロ(目白)です。
るんるん、うきうきの気分が伝わってくるかのよう。
はっきりとは分からないのですが、こちらはおそらくカシラダカか、近い種ではないかと思います。
2月3日(土)
先月個人的に作って贈った、お見舞い用の
デコレーションカードです。
(縦15cm横20cm)
入院手術後の心細い気持ちを一瞬でも緩和
できればと願いつつ、明るい印象になるよう
心がけ作成しました。
昔からオーダーメイドでのご依頼品を制作
している関係もあり、その時限り使用した
素材の残りや、候補として仕入れたものの
結局日の目を見ることなく保管されたパーツ
なども多く、私的な制作物を中心にそれらを
うまく活用していけたらと考えています。
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路上のX/桐野夏生著
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■路上のX /桐野夏生著
「親ガチャ」という現代風の言い回しも聞かれる昨今。
言葉を借りるなら、まさにその親ガチャに見事に外れたと言える十代
の少女たちが、それぞれの家庭事情・親事情により安心して暮らせる
居場所すら失くし、都内の街を徘徊しながら危険と隣り合わせで所在
なく生きる様が描かれます。
自分の未成年の子供に対しここまで無責任になれる親がいるものなの
かと憤りを感じる一方、現実の世界でいくらでもある話なのだと暗澹
たる気分に陥ります。
少女たちは総じて逞しくもあり、幼くもあり、痛ましくもあり、哀しく
もあります。
この年齢でこんな目に遭っていいはずがないとの思いは、やはりどう
しても先に立ちます。
たとえつつましくとも、衣食住に足り、学校に通うことができ、仕事を
持つ親がいるという状況が、当たり前ではない少年少女たちが存在する
事実は、忘れてはいけないと思います。
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若冲カレンダー2024。
2月は「双鶴図」。
シンプルなようで巧みな双鶴。
手前の方の、卵を思わせるかわいらしさ。
奥の方の、小顔を地面に近づける愛嬌あるしぐさ。
凛々しく描かれることも多い鶴の、別の魅力が見えるよう。
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双鶴図/伊藤若冲
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