11月21日(水)
雨が多い11月前半を経て、2012年札幌の初雪は18日。同日に東京では木枯らし一号。全国的に冬へと季節が動く時期。
そして6月から勝手に様子を見守っていたマガモたちは、公園の池から姿を消した。かすかに寂しさの余韻を残して。
朝晩の冷え込みは強くとも、
今月も前半はかろうじて秋。
まだこのような光景がたくさん
見られました。
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雨が殊のほか多い印象の11月。
過日、サイクリングロード雨上がり
の早朝。
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澄んだ空気にじょじょに朝日の光
が溶け込んできました。
本当に清々しい透明感。
ラジオ体操の
「あーたーらしいあ〜さがきたっ
きーぼーうのあ〜さ〜だっ」
を形に表わしました、という感じ。
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ここから10日後の11月18日、札幌についに初雪が舞い降りる。
実際には、舞い降りるという可憐な印象はなく、「荒ぶる初雪」が適切ではないかと思う。
ビニル傘を破壊する激しい暴風雪、おまけにその途中に稲光と雷鳴が参加表明。なにやら凄まじい天候で、用を済ませに
出かける道すがら早速雪まみれになる。
初雪翌日、既に
「前からこんなでしたけど?」
と言わんばかりに冬景色。
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この日は公園に立ち寄ることができた。
ちょうどカメラも持参しており、「マガモちゃんたちと雪景色」を勝手に激写予定とする。
・・・やけに静かだ。風の音すらしない。空気がぴたりと止まっているような錯覚を覚える。
珍しく人の影もまったくない。どこか普段と異なる不穏な雰囲気を感じないでもなかった。
あれ、マガモちゃんがいない。
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マガモちゃんが
ここにもいない。
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マガモちゃんが
ここにも・・・いない。
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マガモちゃんたちはもうどこにもいなかった。一日前の初雪を前に旅立ったのだろうか。
このようにがらーんとしている池を見るのは久しぶりだった。思いがけず寂しさを感じる自分に驚く。
ささやかに日常を彩ってくれていたのだな、としみじみ思う。写真もずいぶん撮らせてもらった。
暖かな場所で、どうか達者に暮らしておくれ。
でも気が変わったら、いつでもみんなで戻ってきておくれ。
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