カモの仲間。
店主が札幌在住だった2011-2018年の間に出会う機会が多く、たくさん撮影しました。
主に公園の池を根城にし、初夏から夏頃にかけて子オシドリが生まれます。ほかのカモ類と同じくオスは一切子育てや家族形成に関与せず、たいていの場合傍から見て誰が父親か分かりません。お母さんオシドリは、孤軍奮闘でたくさんの赤ちゃんを外敵から守ります。
「おしどり夫婦」と仲睦まじさを謳う言葉がありますが、実際のオシドリは毎年お相手を変えると言われています。
オシドリ(鴛鴦)
Aix galericulata
カモ目カモ科オシドリ属
オシドリのオスです。
色鮮やかで豪華な衣装をまとい、実際に目にすると半端ではない存在感を放っています。
この複雑な造形美には圧倒されます。
たまに悪役レスラー風に見える気がしないでもない。
貫禄の体躯。
水辺にて何を思う。
メスのオシドリです。
オスと比べると、いろいろかなり控えめな印象です。
小顔でとってもキュートなレディ・オシドリ。
愛くるしいオシドリのヒナたち。
お行儀よく並んで、ひなたぼっこ。
子オシドリは全員で13羽。
いくつかのグループになって過ごしていました。
わちゃわちゃ微笑ましい光景。
見た目は、マガモやカルガモのヒナによく似ています。
仲睦まじいきょうだいです。
カモ類の御多分に漏れず、父親が一切関わらないオシドリの子育て。
お母さんオシドリは13羽の子オシドリたちをひとりで守り、面倒を見ます。
涼やかで凛々しさもあるお母さんオシドリ。
「なにかご用かしら?」
オシドリの若鳥たち。
見つめ合うだけで通じ合っていそう。
和気あいあいのオシドリ若鳥御一行様。
なにやらオスとメスを足して2で割ったような雰囲気です。
こちらは、オスです。「エクリプス」という状態にあります。
エクリプスのオスは、非繁殖期である夏にいったんメスのような色の羽毛になり、じょじょに色づき、あでやかな冬羽の姿へと変身を遂げます。
完成されたオスの冬羽。
ちなみに、ほぼレディのような容姿のこの方も、実は殿方のもよう。くちばしがピンク色なので、そこで見分けるようです。(レディのくちばしは青黒っぽい)
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