店主が横浜在住の2018年以降に近隣の公園で出会う機会が多く、たくさん撮影しました。
古くから「鳰の海(におのうみ)」の別称を持つ滋賀県の琵琶湖に多くおり、同県の県鳥にもなっています。
カルガモやマガモなどのカモ類と同じく池を棲家にしていますが、オスが一切育児に関与しない彼らと異なり、カイツブリは巣作りの段階から夫婦で協力して子どもを育てます。
カモ類よりかなり小柄で、成鳥の体長は26cmほど。男女で瓜二つな容姿をしており、お父さんとお母さんの見分けはまるでつきません・・・
カイツブリ(鳰)
Tachybaptus ruficollis
カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
子カイツブリです。
大きくなったら親御さんのような容姿になるとは、まだ想像もできません。
幼いながら、落ち着きのあるいい目をしています。
小さな体に不釣り合いとも思える水かきの発達ぶりが目を引きます。さすが水鳥といった印象。
ミシシッピアカミミガメさんこんにちは。
成鳥でも26㎝ほどの体長なので、子カイツブリは本当に小さな体をしています。
睡蓮の葉がお似合い。
時は少し戻り、子どもたちが生まれる前のことです。カイツブリ夫妻は、夫婦協力して巣作りに励んでいました。
カイツブリは水生植物を用いて水面に巣を作るので、強風などの天候によっては、せっかく完成した棲家が壊れたり流れたりしてしまう場合があります。それでも、時に自身の体より大きな葉も運び、せっせと何度でも営巣に勤しみます。
まだ見ぬ我が子たちの生活も見据えた、勤勉なカイツブリ夫妻です。
そして誕生した子どもたちは元気いっぱい。
愛くるしいヒナたち。全員で4きょうだいですが、だいたい2組に分かれて行動していました。
カイツブリ夫妻談:
「うちの子、食欲すごいんです」
親カイツブリは、水に潜って我が子に与える食べ物を次々探しては、口移しで食べさせます。その間、自分たちはほとんど食しません。
主に魚類、甲殻類、貝類などを食べます。
あどけない顔をして、池の中の生き物を食らいつくす勢いのお食事タイムが続きます。
お父さんカイツブリか、お母さんカイツブリ。
※見分けがつかない
自分たちの食事はさておき、とにかく腹ペコの子どもらのもとにごはんを運び続けます。
食いしん坊たちが瞬く間に寄ってきます。
同じ水鳥でも植物食のカモ類とは異なり、生き物を捕獲しなくてはいけないカイツブリ。親御さんは毎日大忙し。
すべてはかわいい我が子たちの成長のため。
今日も根城の池で元気に活動します。
成長が進んだ幼鳥の姿です。
色合いは薄めですが、容姿はだいぶ親御さんに近づいてきました。
あの愛らしい幼子の姿がぐっと大人びて、なんだか嬉しいようなちょっぴりさみしいような・・・
無事に成鳥への道を。
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