2026年6月21日(日)
梅雨。晴れて気温が上がった日の物憂げな夕方、路地猫の面々。




暑さに弱い動物といえば、あちらこちらで見かける、地面に座り込み断固たる動作拒否で飼い主を困らせているお散歩中の犬の姿が浮かびます。冬から春にかけてはあれほど日向を愛した猫たちも、この時はこぞって日陰のアスファルトに陣取っておりました。


ねむの木
同日、住まいからすぐの小道を歩いていると、「ホ~ホケキョ!」の大音量が上がりました。これはかなり近い。しかもひと所に留まり鳴き続けている。いつも声だけでまともに姿を拝めたことのない、ある意味幻の鳥ウグイスを初めて激写だ!

・・・あれ。どうも私の知っているウグイスではないみたい。
あとから調べると、こちらは「ガビチョウ」という名の外来種で、なんとウグイスの鳴きまねが大の得意らしい。そんなことがあるのか。そう言われても信じがたいくらい、堂々たるウグイスぶりでした。人生初のウグイスチャンスだと、意気揚々とカメラを向け続けるくらいには見事に騙されました。
しかしそうなると、常日頃耳に届いてくる澄み切ったあの声も本当にウグイスのものなのか疑わしい気持ちも湧いてきますが、思いがけずひとつ勉強になったのでした。

ガビチョウ(画眉鳥)/スズメ目ソウシチョウ科

いつもの池では、おめでたいことにカイツブリ夫妻に新たにお子さんが誕生したもよう。遠くからほんの少しだけ、かわいらしいおんぶ子育て姿を垣間見ることができました。

カイツブリ(鳰)/カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属

いつも書いていることですが、母鳥だけが子育てをするカモ類とは異なり、カイツブリは夫婦協力して育児に励みます。
基本的に植物食でよちよちヒナでも自力で採餌できるカモたちと違って、水中から生物を捕獲する必要があるのも関係するのでしょうか。


何度も何度も水中に潜っては、我が子に食べさせるための獲物をくわえて浮上するカイツブリの親御さん。大喜びでがっついたり、ちょっと気が向かないと受け取らなかったりする子どもたち。しばし眺めているだけでも、家族のありようがくっきりと浮かび上がって見えるようで、微笑ましいやら興味深いやら。


カルガモも、先月とは別の家族が誕生していました。梅雨さなかの6月は、様々な生命がひときわ輝く時季でもあります。
ヒナは総勢8羽。「前日より2羽減ってしまった」と、その場に居合わせたみなさんが口々におっしゃっていました。ひとつの場所で、新たな命が生まれたり、その命が別の誰かが生きるために食べられたりしながら、日々野生の営みがあります。

カルガモ(軽鴨)/カモ目カモ科マガモ属

カルガモの赤ちゃん

カルガモの母子
この小ささ。

よくよく見れば、ミシシッピアカミミガメと出会っていました。
カメは肉食で、まれに鳥のヒナを捕食する場合もあると聞きますが、いつもこの池では水鳥たちと仲良く共存して暮らしているような、牧歌的な雰囲気を感じられます。
・・・自分が知らないだけ?
日暮れ目前、幼いちびっこだって、どんどん冒険します。時折はぐれたり迷子になったり、子ガモ軍団になったり。





それでも、やっぱりおかあさんのそばが安心。
彼ら鳥類の成長は本当にあっという間。次に会う時には、きっとあどけなさが薄れ、おにいさんおねえさんの雰囲気が漂っているに違いありません。


通りすがりの川でも、カルガモの子育て真っ盛り。こちらは既にだいぶ子ガモたちが大きく育っている様子でした。

同じ川にて、佇んだあと飛翔するアオサギ。

アオサギ(蒼鷺)/ペリカン目サギ科アオサギ属


対馬の海に沈む/窪田新之助著 を「読書紹介」に掲載いたしました。画像をクリックで移動します。
人口3万人ほどの離島にあるJA対馬にて死者が出た、総額22億円にのぼる不正横領事件の顛末を追うノンフィクション作品です。骨太で読み応え抜群。
昨年の8月に図書館に予約を申し込み、この6月に順番が回ってきました。
若冲カレンダー2026。
6月は薔薇に鸚哥図。
「花鳥版画」という一連のシリーズがあり、かつて登場した中にはオウムがいました。今回はダルマインコ。絢爛に描かれた動植物とはまた別の魅力がある、黒い背景に映える版画ならではのおしゃれな風合いもけっこう好きです。
花鳥版画 薔薇に鸚哥図/伊藤若冲
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