
4月4日(木)
春のやわらかな日差しには、猫がよく似合う。




外出の際、住まいの玄関を出て5メートル歩くとこのような光景が。

日なたでくつろぎポーズ。ぽかぽかです。しっぽの位置もたまりません。
しかしながら、あなたさまのいらっしゃる場所は工事現場前にございます。「横のロープを引っ張りそう」など、
少々危険な香りもいたします。くれぐれもお気を付けくださいますよう・・・

アップにもたえられます。表情がなんとも魅力的な猫でした。

* * *
かの高名な音楽家、モーツァルトも愛したムクドリ。ちなみに、私は彼のピアノ作品「きらきら星変奏曲」がとても
好きです。

ムクドリ(椋鳥)/スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
* * *
初めてお目にかかります、コガモさんの雄です。新横浜の方を流れる川で遭遇しました。
残念ながら距離がありすぎて、得意の(?)接近戦には持ち込めませんでした。

コガモ(小鴨)の雄/カモ目カモ科マガモ属

左側にいるのがレディコガモです。先に陸に上がっていた雄が、優しくレディを迎えます。


コガモ(小鴨)の雄と雌/カモ目カモ科マガモ属
「ただいま」「おかえり」が聞こえてくるような場面でした。
* * *
同じ川で黒い軍団を発見!水鳥ではおなじみのカモ類ではなく、ツル目クイナ科のオオバンの群れです。


オオバン(大鷭)/ツル目クイナ科オオバン属
オオバンさんは、かつて札幌在住時に東区のモエレ沼にて一度目撃したことがありました。当時は豊平区の
住居から片道13kmの道のりを徒歩で往復したものでした。
その時はカモ類たちの群れに一羽だけ混ざっている状態でしたが、今回は二つのグループで総勢100羽は
いるのではないかという大所帯でびっくり。しかも常に統率がとれており、集団行動に秩序が感じられました。

黒いボディに赤いお目目、白いくちばしがチャームポイント。





なにやら草野球後の解散みたいになっている気がしないでもない。


* * *
住まい近所のいつもの公園にて。おなじみアオサギさんですが、こちらは幼鳥になります。子どもながらにしてこの迫力。

アオサギ(蒼鷺)の幼鳥/ペリカン目サギ科アオサギ属
先月撮影した成鳥のアオサギ(左)と並べてみると、ちょっぴりもさっとしたコドモアオサギに比べ、オトナアオサギは
ぐっと洗練された容姿になっていることが分かります。くちばしの色の違いも明確です。

アオサギ(蒼鷺)の成鳥と幼鳥/ペリカン目サギ科アオサギ属
小雨まじりの天候の影響か、この日は園内の池ではなく、木々生い茂る自然歩道に沿った小川をとことこと
歩いていました。こんなにも間近で撮影できるとはなんたる幸運。

通りすがりの皆さんの視線も必ずこのコドモアオサギに向けられ、人間が行き交う道の目と鼻の先で大きな鳥が
普通に歩いていることへの驚きを口々に表していました。
何人もの年長のご婦人と「この鳥はなんていう鳥ですか?」「アオサギです、いつもは池の方にいるのですが」
などのやり取りをし、色々質問もされました。「自然っていいわね」の感想も複数の方から発せられました。まったく
もって同感です。
アオサギについて説明しながら写真を撮る私は、もはやこのコドモアオサギの付き人状態。面白いひと時を過ごした
のでした。

コドモアオサギは食欲旺盛、ひたすらに獲物を探し回ります。仕留める際は一瞬、そして的確。もはやスナイパーです。
草むらからは、おそらく昆虫を捕食しているかと思われます。



水中からカエルを捕獲しました。そのまま丸のみにし、その後しばらく喉に違和感があるような仕草が続きました。
少し大きかったのかも知れません。
生きることは食べること。野生動物を追いかけていると改めて強く実感する事実です。





急にチンピラ風になりました。あまりやさぐれず、まっすぐ育ってネ。

* * *
花 時々 猫。












* * *

カルガモ(軽鴨)/カモ目カモ科マガモ属




* * *
新元号が「令和」と決まりました。個人的にはとても好みで、発表された瞬間ぱっと明るい気持ちになりました。
万葉集が出典である点も、由来も本当に素晴らしいと思います。
「平成」と記された額を当時の小渕官房長官が掲げた時、自分は中学生でした。あれから多くの歳月が流れ、
また新たな時代を迎えようとしています。日本らしさを大切に、よりよい時間が進む令和時代になりますよう。

|