5月23日(金)
子ぎつねに初めて遭遇した過日19日。
足と言うより「あんよ」と表現したくなるような、あどけない印象。後姿だけでも思わず顔がにやける愛らしさだった。
草むらの中で待つ親ぎつねの元へたどたどしく歩む、僅かな時間。
キタキツネ(北狐)Vulpes
vulpes schrencki/イヌ目イヌ科キツネ属
お母さんと思われるきつねの眼差し。まぎれもなく警戒する視線だろう。
お子さんに危害を加えるつもりは毛ほどもありません。かわいい姿を撮影させてくれてどうもありがとうございました。
この19日は、前日の洞爺湖マラソンに参加して見事42.195kmの完走を果たした我が姉(千葉県在住)が私の住む
札幌に寄ってくれた日だった。
昼から二人で藻岩山に出かけた。空は晴れ渡り、気温もどんどん上昇し、春と初夏が混在するような陽気と景色だった。
ロープウェイの入り口付近には八重桜。
はらぺこ姉妹はまず軽食で腹ごしらえ。クリームチーズのプレッツェルがとてもおいしかった。
藻岩山のマスコットキャラクターは「もーりす」さん。
黒いうさぎか?と思いきや、どうやらエゾリスらしい。大変失礼をいたしました・・・
清々しい空気に満ちた山頂からの風景。
まだ少し雪の残る山も見えた。
反対側は対照的にビル群が立ち並ぶ札幌市内の様子。
あまりに気持ち良い空気に、帰りは歩いて下ることで意見が一致。
繰り返すが、姉は前日にフルマラソンを走り切ったという状態である。
ここからひたすら山道を歩き続け、下山のはずなのにやけに登りが多いことにやや疑問も感じつつ、ついに車を停めて
あるロープウェイ入り口前の駐車場とはまったく違う地上に辿り着いた。
ロープウェイ入り口前の駐車場に戻るため、見知らぬ町を歩く。新鮮で楽しい。
私は自宅から5kmくらいしか離れていない場所にいるはずなのだが、姉と共に大いに旅気分。
この後、冒頭のきつねに出会う。
山道をあれほど歩いても野生動物には遭遇しなかったのに、普通の車道の脇にあるささやかな草むらで出会うとは
面白いものだ。
5月11日(日)
5月に入り、札幌でもついに桜が咲いた!
住まいの隣の公園で、桜まつり2014を今年も10分間。
桜とはやはりいいものだ。青空にも夜空にも映えて、人の心を動かす力を持っている。
同じ場所の景色とは思えない夜桜。
近所の公園にて。桜も梅もチューリップも、カタクリもエゾエンゴサクもムスカリも、みないっせいに花盛り。
春とはなんて素敵な季節なのか。町中に花の香りが満ちている。
道ゆく人々も嬉しそうに桜を見上げたり、写真を撮ったりしている場面に頻繁に出くわした。みんな春を待っていたことが
よく伝わる。私ももちろん例外ではない。個人的には冬場の雪景色もとても好きなのだが、いかんせん何より厳しい寒さが
色々なものを萎えさせるのもまた事実。体が冷えないと単純に楽だし、動こうとする意欲が湧くものだ。
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