4月22日(火)
過日、春の気配を探しに住まいから5kmほど先の公園まで歩く。
園内にはまだ雪が残り、大きな池にも氷が張っている箇所が多かった。それでもそろそろマガモたちが戻ってきているかな、
と期待しつつ目を凝らす。
ん・・・?
見慣れぬ後姿。
あとから調べたところ、こちらの方はオオセグロカモメさん。嘴に特徴的な紅が一点。はじめに見た時は何かの赤い
実をくわえているのかと思った。
目つきはなかなか鋭い。凛々しい。
雪の背景がとてもお似合い。
仲間のもとへフライ!
オオセグロカモメ(大背黒鴎)Larus
schistisagus/チドリ目カモメ科カモメ属
羽休めのために立ち寄ったひと時だったのか、私が池の前に到着してから10分ほどでどこかへ飛び去っていった二羽。
野生のみなさんに会うには歩けども歩けども空振りの連続だが、こういう好機に恵まれる日もあるからやめられない。
今季の春が始動した感じがした。
年に2,3度用事で訪れる機会のある千歳。「2013年7月の日記」
で写真を掲載したエゾシカに対面した地である。
今回もカメラ持参で張り切ってその森に乗り込んだが、またしても空振りに終わった。(3回連続)
しかし、通りがかりの千歳川では、札幌の近所ではお目にかかったことのないカモたちに遭遇し、喜んでシャッターを切った。
ただ、いかんせんどうにも近寄る術のない川の中州にみなさんが佇んでおり、得意の接近戦を封じられ、かなり遠くから
の撮影となった。もう少し近距離でカモたちの美しい質感を写したかった・・・
また次回挑戦だ。
普段から近所のいくつかの公園の池でお目にかかれるのは、おなじみこちらのマガモ。
千歳川では、少々異なる容姿の、それでいて一目でカモだと分かるみなさんが。
あとから調べたところ、こちらの方は「ヒドリガモ」。
ぱっちりとした目が可愛らしく、優しげで、全体的に憂いを帯びた色気があり、まるで手塚治虫氏が描く動物のようだと
思った。
・・・と思いきや、なんとこちらはヒドリガモの殿方でいらっしゃるらしい。失礼しました・・・そして参りました・・・
ヒドリガモ(緋鳥鴨)/カモ目カモ科マガモ属
なにやら黒いクールな軍団が!ジョーズのテーマ曲が聞こえてきそうである。
こちらは「キンクロハジロ」。
ウィキペディアによると、『日本では冬季に九州以北に越冬のため飛来し、北海道では少数が繁殖する』という、
カモ目カモ科ハジロ属の鳥である。どこかデンジャラスな雰囲気も纏いつつ、後頭部の長い毛(冠羽というらしい)
がチャームポイント。
キンクロさん通ります。
キンクロハジロ(金黒羽白)/カモ目カモ科ハジロ属
じゃれあってはしゃぎあって、みんな仲良し。
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