●2007年2月(如月)
25日(日)
以下のオーダーメイドウェディングアイテムに新たな品を掲載いたしました。
全て「オーダーメイド招待状セット例14」とお揃いのアイテムです。
オーダーメイドでのお申し付けの際のご参考になれば幸いです。
* 席次表カバー例5 * 席札例4 * ウェルカムボード例6

招待状はもちろんのこと、大切なおめでたい日の当日に使っていただく品を任せていただける
事実は本当に光栄なことだと今でも変わらずに思います。
その分、特にオーダーメイドでのご注文にはプレッシャーを感じる場合も多いのは確かです。
必ず、主役のお二人に心から納得と満足をしていただけるものをご提供したいからです。
ものづくり神経を研ぎ澄ませておかなければと肝に銘じる日々です。
* * *
相変わらず、ジェイクの音楽が仕事のよき相棒。
先日リリースされた新しいCDは、春をテーマに日本の名曲をカバーした演奏が収録されている。
なんと言っても歓喜したのが「さくらさくら」。かねてより本当に待望と熱望していた。
これは、ジェイクと私との出会いの曲なのだ。(かなり一方的な出会いなわけだが)
5,6年前の夏、逗子マリーナでの屋外イベントに特別ゲストとして最後に登場したのがジェイク
だった。
まだソロでデビューもしていない頃で、私も含める誰もが当然「誰だろう?」という感じで見ていた
と思う。
にこにこした陽気な好青年が一転演奏をはじめた途端、イベントの性質上もあってそれまで
ずっとざわざわしていた観衆が申し合わせたようにしーんと静まり返った。全員が息を詰めて
ステージのジェイクに見入り、奏でる音に捕らえられている。
それが「さくらさくら」だった。
まるで琴のように、信じられない音色が彼のウクレレから放たれる。
肉眼で見ていてもソロ演奏とは思えない、手が二本とは到底思えない豊かな音が絶えず
複雑に重なる。
その演奏はあまりに凄すぎて、私にとっては目の前にある物が消えるよりもずっとイリュージョン。
あり得ない。この青年は何者だ。
言葉も出ないくらい強烈に心を持っていかれた。
もう夜が訪れていて、空に月、隣の海からは控えめな波の音、夏の終わりにふさわしい優しい風。
あの静謐で心地よさと切なさが混在するような空間は、最近とみに海馬が怪しい私でもはっきりと
胸と頭に焼き付いている。
それからずっと、私はジェイクに惚れっ放しだ。
本当に彼の音楽に出会えて嬉しいと、出会えて良かったと、まだまだしつこく何回でも言いたい。
【Haru Yo Koi/春よ、来い Jake
Shimabukuro】 1, Haru Yo
Koi 2, Sakura 3, Hana


19日(月)
私的にはまだ梅もろくに見かけていないが、いつしか春一番も吹き荒れ、春が焦らしながらも
確かにこちらに歩み寄ってきている。

先日、妹が春らしいコースターをプレゼントしてくれた。桜の花びらをかたどった可憐な一品だ。
コーヒーやお茶が入ったカップを置いたなら、私のことだからまんまと汚してしまいそう。それなので、
綺麗に保つために香炉の下敷きにしてみる。
番傘も 強風の日は 閉じて濡れ
(意: お気に入りの大切な番傘だからいつも差しているけれど、万一破損することを考えれば、
風の強い時は閉じて自分が風雨に打たれちゃおうっと)
意味としてはそれとまあまあ似た感じである。
数日前、久しぶりに中国茶のブログを更新した。なんとびっくり、二ヶ月間ほったらかしだった。
(ひどい)
中国茶の店の方も、少しずつではあるけれど最近は徐々に良くなってゆく兆しが見えてもきて、
そちらもますますしっかりやらなくてはと思う。
我が涼風工房はと言えば、昨年末から一念発起でリニューアルin気合と根性を決行し、ウェディング
アイテム中心の方針を固めると、目に見えて嬉しい成果が表れはじめた。
明確な意思と覚悟を持って取り組むことの大切さを改めて知る。
そんな感じで充実感をお供に張り切って仕事にいそしむ日々だが、正直な実感として一日が24時間
では到底足りない。本当に時間がぶっ飛んでゆく感覚がする。
そのせいか、特に仕事以外の部分での記憶がどうも曖昧になりやすい。
「その日ご飯を食べたかどうかを思い出せれば大丈夫よ」
以前会った時、私にそう言ったのは母だったか。
と言うか、そのレベルで安心していて本当に大丈夫なのだろうか・・・

9日(金)
本日「風の日(“29=ふく=吹く”
で)」、33歳の誕生日。
相変わらず「肉の日おめでとう」とも言われたが、まあおいしそうだし個人的にも結構肉食だし
良しとする。
なぜかプッシュしている「風の日」は、いつになったら浸透するのか。
今日はちょっと自分としては驚くほどたくさんの「おめでとう」をいただいて感激してしまった。
誕生日って何だか不思議な日だ。お互いご無沙汰していた友人からも、思いがけないメッセージが
届いたりする。
頭の片隅に自分が誕生した日付を置いておいてもらえるだけで、大変に嬉しいものなのだ。
もう33年間も生きてきたのか、とふと考える。
まだ33年しか人間やっていないのか、とふと考える。
実感するのは、これまで生きてきて間違いなく「今」が一番いいと言えるということだ。
そして、これからも一つずつ歳を重ねる毎に、そう思える自分でありたい。

5日(月)
昨日の日記を読んで下さったお客様から、涙が滲むほど心に染み入るメールをいただいた。
本当に本当に嬉しかった。嬉しくて、同時に何とも言えず心強い思いがした。
涼風工房は、お客様から常にあたたかい眼差しで見守っていただいていると思う。
だからこそこうして、私のような未熟者でも継続してゆけるのだ。
この店は極めて小規模な個人経営だ。ただし「よい店」を目指すことなら、いくらだって努力で
できるはず。
私はこの店をもっともっとよい店にしたい。
そういう目標がある。
さあ、だから気を取り直して今日もゆくぜ!
歯科検診で大ショック受けて帰ってきたけど、それもまあいいぜ!(よくないが)
・・・ああ、なぜゆえ私はこんなにも歯が弱いのだ。
* * *
「ウェディングペーパーアイテム*オーダーメイド招待状セット」に、「招待状セット例15」を掲載
させていただきました。

全体的に「招待状セット1」と同様のスタイルで、和紙をピンク地の桜柄で制作をというご希望を
頂戴いたしました。
従来入っているカードポケット右上部の文字「Wedding
Invitation」は省略、また返信はがきは
必要ではなかったため、代わりに地図などを書き込めるはがきサイズの用紙をセットにしています。
桜が満開の季節、うららかな四月に結婚式を挙げられるお客様からいただいたご依頼でした。
4日(日)
昨日、私は夜中に怒っていた。体が震える怒りだ。珍しく理性を度外視する感情が自然に体内
からどっと沸き起こるのを感じた。顔も高潮し、節分らしくすっかり赤鬼に。
寛大とは言わずとも、私は多分そんなに短気な方ではないし、こんな風になるのはそれなりに
ごく稀なことだと思う。
かくなる上は、頭を冷やすためにも日記に書いてみる。
私も物作りをする者の端くれとして、制作に際して絶対にしたくないことが一つある。
それは、人の真似だ。
当然ながら、いつもうんうん唸りながら苦心して新しいものを考えて作る。特にデザインを学んだ
経験もないだけに、なまじっか基礎がないだけに、産みの苦しみは結構なものだ。自分の武器に
なるものがあるとすれば、感性だけなのだから。
その分も、オリジナリティは殊更に大切にしている。人のものを真似るなんてプライドが許さない。
だから、人のものを真似する人のプライドも問いたい。
それがお店や会社であればなおさらだ。しれっと人の真似をして平気でいるなんてこと、私には
どうしても理解も許容もできない。
どうか、涼風工房が作るウェディングアイテムをはじめとする品の真似はしないでいただきたい。
それらは、店主である私が涼風工房を訪れ信頼してご利用下さるお客様に喜んでいただきたい
一心で心を込めて懸命に制作している、大切なものなのだから。
以前、たまたまつけたテレビに映っていた物作りをしている年配の男性の職人さんが、何か新しく
素晴らしい技法を生み出したのを公表して、
「いいんです、どんどん真似して下さい。私はまたその上をいきますから」
と笑っている様子を見た。
仕事に対する自信とプライドと挑戦し続ける心意気、更に人間としての器の大きさを感じずには
いられない。なんてかっこいいのだろうと感動した。次いで、自分なら到底できないことだと思った。
もちろん、私だってこれからももっともっと、常により良いものを目指して作り続けてゆきたいと思って
いるけれど、その意味ではかなり心が狭いのかも知れないとも思わなくもない。
が、やっぱりそんな問題ではない。
色々起こるのが仕事だとは分かっているが、単純に、許せないものは許せない。
そして、ついでに言うなら、インターネットの世界も案外狭いものだと実感する。
* * *
こういうことがあり、一つ得るものがあった。
自分の仕事への意思、自覚がすっと透明になって、そのくせぐっと強度を増す感覚。
おまけのもういっこ。久々のそこそこ長文。
怒りはかくも人を雄弁にするのだね。

3日(土)
昼、ごく普通にPCを立ち上げごく普通にメールをチェックしていたその時だった。
デスクトップPCに繋いでいるごく普通のスピーカーから、突然男性の話し声が確かに入ってきた。
トランシーバーかそれに準じたもので話しているみたいな、どことなく通信風情の音声。
時間にしてものの数秒。
もちろん、私はメーラー以外、何も起動させていない。
なんだこれ。
実は先日も一度「ん?」と思ったことがあったのだが、その時はもっと音量自体も小さく、室内も
無音ではなかったため、気のせいで済ませすっかり忘れていた。しかし、今日は辺りもすこぶる
静かな状態で、しかも目の前でこちらを向いている右側のスピーカーからはっきりと声がしてきた。
なんだこれ。
一体この何の変哲もないスピーカーは、どこからどういう理屈で何を傍受しているというのだ。
節分の日のプチミステリ。

2日(金)
瀬戸子です。
冷たい北風が吹く日々の定位置です。木ってあたたかみがあってなかなかいいです。
緑のクッション的なものもちゃんとあるし。

冬はカメラの前でポーズ取るとかそんな問題じゃないです。
ごきげんななめなわけではないけど、とにかく動くのがめんどくさいです。
だけどがんばってこの冬も越します。
まろやかな空気が満ちる季節になれば、身も軽くなりまた魅惑のアグレッシブ感を取り戻します。

今日、どこかの店主があたしが太ったって言いました。
信じらんない。

そりゃあ寝起きだし多少はむくんでいるかも知れないけど。
でもはっきり言ってどこかの店主の起き立てはこんなものじゃないです。
ああ、春が待ち遠しい。
あたしの住まい瀬戸神社の目の前の通りにも、桜が咲きます。


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