2000年の開店当初から、なんだかんだ言いつつ日々ぶつぶつと綴り続けてきた
   戯言日記。こちらには、2006年8月の過去日記を掲載しています。






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2006年8月(葉月)


      31日(木)

      招待状のページに新たにオーダーメイド例13を掲載させていただきました。
      「ミニサイズ桜カード(M-009)」をアレンジしたセットで、お揃いのひとこと書きもご用意いたしました。
      オーダーメイドでのご注文をお考えの方のご参考になれば幸いです。

      


      招待状など正規の婚礼アイテムも、現在新作を準備中です。
      より良いものを作り、そして少しでも多くの選択肢を示し、楽しく選んでいただけることを期待
      しながら張り切って励みたいと思います。

      30日(水)

      英語で「ありがとう」を書いたら「Thanky」となった。
      ん?何かおかしいけど、何がおかしいのか真面目にぴんと来ない。で、調べてしまった。
      そうだ。そりゃ「Thank you」に決まっている。

      ついに本格的におかしくなった。ただ、さんきゅーって書きたかっただけなのに。

      大丈夫なのか。

      本当に私は大丈夫なのか。

      愕然としながら心底正気を疑う明け方であった。

      29日(火)

      どうやら禁じ手を使う時がきたようだ。潔く声を大にして言おう。

      本日はパス!

      ・・・パスは何回までだ。

      28日(月)

      若冲に怒られると思う。

      

      27日(日)

      相変わらず新作をまったく作れていないので気になっている。
      本当は色々な品の入れ替えもしたいのだが、時間を含めて中々ゆとりが出てこない。

      その中でもやはり招待状関連の品に力を入れようと、昨年から考えていながら放置していた案を
      基に制作に手をつけ始めて数日。
      決して形的に複雑なものではないが、だからこそ何度も考え直したり作り変えたりをひたすら
      繰り返す。頭を使い過ぎてぐるぐるしてくる。でも必ずベストの形が潜んでいるはずだ。今は
      見えていなくても、答えは絶対目の前にあるのだー!と自らに自らよく分からない喝。(心の中で)
      こんな時、恐らく人相は悪くなっているが、多分集中している証ではある。

      完成図が見えてくると、とにかく単純に嬉しい。何だろう、この漲る感。ミナギルンZ。
      こういうものを作っているのに、「うぉりゃー!」とか「よっしゃー!」とか雄叫びが口に出る。
      不思議だ。

      更に種類を増やし、一日も早い更新を目指す。

      26日(土)

      19時過ぎに、どーん!どどーん!と音が響いてきたので、お、始まったなと思い外に出る。
      毎年恒例、近所の海の公園での花火大会。そこまではゆかず、平潟湾で夜空を見上げる。
      そこでも普段からは想像がつかないほどの人出で大賑わい。八景の辺りって、混む時は急激に
      混む感じがあって面白い。

      例によって怪奇現象か衝撃の爆発映像かと思う写真ばかり撮って帰ってきた。何とか見られる
      3枚を選ぶ。

      漂う空気は涼しげな秋の質感。浴衣姿の人々も暑くなさそう。夏も終わりに着実に近付いている。

      

      25日(金)

      タヒチ在住の日本人女流作家が、新聞のエッセイに自分が生まれたばかりの子猫を殺していると
      書いて波紋を呼んでいるようだ。
      野良猫対策で、自分の飼い猫が産んだ子を崖から放り投げていると言う。戦慄すら覚える記事
      だった。

      「人間は他の生き物に避妊手術をする権利などない」との意見はまだ頷ける部分もある。猫の
      気持ちも意見もそこには入っていない以上、人間が勝手に自分の都合でそうしているという
      解釈もできる。しかし、なぜ殺すことが「社会に対する責任」となるのかは、「生と死」を語る
      その文章を何度読んでも理解できなかった。

      殺生をしないで人生を終える人間はまずいない。害虫とみなす虫の命を奪い、牛や豚や鶏、
      魚を食べる。
      退治していい虫。殺していい動物。ペットとして可愛がる動物。動物園で飼育する動物。それらは
      全て人間が勝手に決めて判断している。全部人間の主観で、人間のエゴだ。あるいは感覚と
      言ってもいいかも知れない。

      一番正しいことは何か。
      これには答えは出ないと思う。少なくとも自分には出せないと思う。

      けれども、生まれたばかりの猫を崖から落として殺める行為は絶対に正には属さないはずだ。
      自然に任せて産ませたのなら、飼い主として育てればいいだけのことだからだ。それが社会に
      対する責任なのではないか。
      第一、それならそもそもなぜ猫を飼うのか。どんなに生と死を論じたところで、結局エゴによって
      猫を飼い、エゴによって猫を殺しているとしか解釈できない。

      それでいて、一匹の猫と一人の人間が死に直面している状況で、どちらか一方だけを救えると
      したら、私は迷わず人間を助けるのだろう。

      私達は気付いたら人間で、彼らは別の生き物だった。
      大いなる矛盾とエゴとを抱えて、人間として生きる。

      24日(木)

      茉莉仙桃という中国茶。
      工芸茶(花茶)と呼ばれる種類で、球根みたいに固まった茶葉をグラスに入れ、お湯を注いで
      暫くすると葉が開いてゆき見事に紅い千日紅の花が咲く。ジャスミンの香りを味わいながら、
      目でも楽しめる遊び心が素敵。

      飲み終えた後はそのまま捨てるのがもったいない気もするので、お風呂のお供に連れてゆく。
      湯船にゆらり浮遊させて見ると、葉から糸で繋がれた花の仕掛け部分がはっきり分かった。
      まさに工芸。ちょっぴり得する気分のひととき。

      

      23日(水)

      ウェディングアイテムのページに新たにウェルカムボード例5を掲載させていただきました。
      「うさぎカード(W-006)」をアレンジした「招待状オーダーメイド例11」お揃いで、寄せ書きを
      いただけるようにとのご要望に基づき周りに余白を設けています。

      うさぎはモチーフとしてこれから訪れる秋の季節のイメージにもぴったり。ウェルカムボードご注文を
      お考えの方のご参考になれば幸いです。

      22日(火)

      「根気で勝てる相手と思うなよ。ぶぁーか」
      と非常に分かりやすい悪態をつきながら、ロボット相手に掲示板の迷惑書き込みを片っ端から
      消してゆく。

      「削除」という行為自体が結構好きなので、その点では若干すっきりの感あり。
      でもこんな無駄ないたちごっこはいい加減にしてもらいたい。
      どうせなら本物のいたちと果てしない警泥(けいどろ)にでも興じる方が、絶対実りがある行為に
      違いない。

      20日(日)

      掲示板の迷惑な書き込みがかなりうざったい。日に何十件削除していることやら。それがもう
      どれだけ続いていることやら。

      19日(土)

      日記を毎日書き続けることは本当に容易くないな、と思う時。

      ・ 単に時間的なゆとりがない時
      ・ 気力体力が極端に不足している時
      ・ 睡眠不足が顕著な時
      ・ 頭が暑さ・その他によりアメーバ化しかけている時
      ・ その日の一食目が思い出せない時
      ・ 悪魔の囁きが怠け心をくすぐる時
      ・ 綴れるような手ごろなネタがまったくもって見当たらない時
      ・ 結局書かないまま、しれっと夜が明ける時

      はて、上記に該当しない日を探す方がうんと難しそうだぞ、と思う時。

      18日(金)

      オーダーメイドにて、各種はがき作品に合わせた額を作らせていただきました。
      サイズはA5が主となっていますが、更に大きなサイズでの制作もご相談に応じることが可能です。

      詳しい内容は「涼風工房のとりゑ」で20点ほどの画像紹介ページを設けておりますので、もし
      宜しければご参考下さい。

      17日(木)

      今ひとつ仕事が捗らない日。やることはたくさんあるのだからどんどん進めなくてはいけないと
      いうのに。
      気に掛かっている仕事の件もある。停滞している場合ではないのに。

      こんな日もある。
      もの作り神経がやけに冴える日もある。脳みそがどろーんとする日もある。
      異常な集中力を発揮する日もある。肉体が言うこと聞かない日もある。

      色んな日がある。

      16日(水)

      何だかんだでここのところ著しく寝不足が続いたが、今日は久々に思い切り眠ることができた。

      夜になり、気が付けば昨夜から24時間近くほとんど何も食べていないことが発覚。
      道理で猛烈に腹ペコでへろへろなわけだ。
      成り行きって怖いわ。

      それなので、夕食にこの数年結構常連の「アリラン」へゆき焼肉をぱくぱくいただく。
      お腹が空いている時の焼肉は格別だ。
      仕事の打ち合わせが一応メインだったが、まずはとにかく何をおいても食べることが最優先状態な
      私であった。


      昨日、江戸の色々な画家の絵を観て、改めて江戸という時代の粋さ加減を感じ取った。
      あまり歴史には明るくないけれど、最も遊び心と粋な心意気が溢れた日本だったのかも知れない。
      江戸に生きたら中々面白そうだな、とちょっと思った。(若冲もいるし)

      15日(火)

      ようやく上野に「若冲と江戸絵画展」を観にゆく。
      江戸の奇才が表す細緻で優美な世界を堪能。いちいち「ほぅ。こんな絵が描けてどんな気持ち
      だっただろう」と、内心で恍惚と羨望の溜息を漏らしながら思う。

      いつも考える。どうやって「ここが完成」を決めるのかなって。
      こんな絵を描けたなら、思い残すことは何もないのでないかとさえ想像する。

      鶏を描くことで有名な若冲。彼の鶏を眺めていると、鶏ってこんな凄い色と造形を持っている
      魅惑的な生き物なんだなと感じ入る。
      とてもコケコッコーと鳴くとは思えない。(何の偏見だ)

      自分の絵の価値が分かる人間を千年待つ。そう言った江戸を生きた一人の絵描きの作品は、
      平成の今多くの人々に愛され欲せられている。更にポストカードになりマグネットになりTシャツ
      になり、携帯の待ちうけ画面にすらなっている。

      この世を見て、若冲は何を思う。

       
      左)「紫陽花双鶏図」/伊藤若冲 右)「猛虎図」/伊藤若冲  

      14日(月)

      ネタ不足なので引き続き瀬戸子に頑張ってもらうことにする。
      いつも悪いね・・・


      タイトル:「ほふく前進」          「うさぎ似」
       

      13日(日)

      瀬戸子は相変わらずポーズが優れている。

       

      12日(土)

      招待状のページに新たにオーダーメイド例12を掲載させていただきました。
      オーダーメイドでのご注文をお考えの方のご参考になれば幸いです。


      売りと言うのはおこがましいが、オーダーメイドでの受注は涼風工房にとって小さいながらもちょっと
      した特徴にはなりつつある気がする。
      一人でやっているからこそ出来ることだと考え、開店当初から婚礼関係のアイテムを中心に
      ずっとその方針で進んできた。

      今でこそ、大抵の場合どのようなご依頼を伺ってもそれなりにどーんと構えて取り組めるようには
      なったと思う。(裏側ではその都度どたばた劇を繰り広げてはいるが)

      はじめの頃は、例えば招待状に同封する付箋(祝辞や乾杯の音頭をお願いするもの)をお揃いで
      制作して欲しいというご希望一つにてんてこ舞いしていたことを苦笑混じりで懐かしく思い出す。

      私は間違いなく元々のスタート位置のレベルがとても低かった。それは思い出せば思い出すほど
      強く感じ入る。だってはっきり言って恥じ入るくらいど素人でしたもの・・・

      けれど、壁にぶち当たりつつも続けていれば僅かずつでも人間は確実に変わることができるし、
      進歩もできる。
      そしてその実感が僅かずつでも自信という名の支えになってゆけば、きっとそれでいい。

      11日(金)

      暑さにやられるのは、何も生き物ばかりではない。
      PC殿下、どうか踏ん張って下さい。気付いておられるでしょうか。最近のあなた様は熱血青春
      時代ばく進中かと見紛うばかりに異様に熱を持ちすぎ、かつ大変固まりやすくなっております。
      そういうお年頃なのでしょうか。

      でも冗談抜きで本当におっかないので勘弁して下さい、と思いながら、かいがいしく扇風機の
      風を当ててみる。

      10日(木)

      あっさり激しい蒸し暑さが戻る。
      もう二度と言わない。空気がひんやりする夏も今ひとつ納得ゆかないなどという戯けたことは。


      この時期、稀にメールの「涼風工房 滝本 涼子」という表記に反応をいただくことがある。
      「見ていると涼しくなりそうですね」と・・・
      そうだ。何かさんずいも多いし確かにそうだ。いや、それ以前に涼が二つもダイレクトに入っている。

      そういえば、小学生の頃、クラスの男子達に一時「さんずい野郎」とか称されていた覚えが。
      今思えば“野郎”ってなんだよ。私は女郎じゃん。(ばか)

      9日(水)

      若干不安定な空模様の中、大きな影響はほとんど感じないまま既に台風7号は過ぎ去って
      行ったようだ。

      終日ひたすら仕事。台風の速度に合わせるかのように時間が過ぎて一日が去る。
      残滓は充実感(心)と充血感(目)と鬱血感(首・肩)なり。

      8日(火)

      毎日おあつうございます、なんて書いた次の日に一転急に涼しくなるあたり。(ありがたいが)

      昨夜は丑三つ時に急激な雷雨があり、そのまま台風の影響が続くのかと思ったら、今日の
      日中は意外に曇りメインの空模様。
      それでも、夜半からはまた雨が落ちてきた。

      台風の隙間を縫う夜の訪れ寸前の風景。この町に住んでいて良かったと心から思う時。

     

      7日(月)

      明日は早くも立秋と言うことで、もう残暑見舞の登場となる。
      遅まきながら、暑中お見舞申し上げます。

     

     

      6日(日)

      夢の中で凄い自転車を漕いでいた。
      見た目はほとんどデパートの屋上にある子供の遊び場で見られるような動物型の乗り物。全体が
      ふっさふさのライオンで、前面には二頭身を地でゆく巨大なお顔つき。
      それにひきかえ、えらく華奢な金属のハンドルと握っても手応えなしのブレーキ。同じくペダルも
      金属で、とてつもなく小さい。一番大きなMONO消しより絶対小さい。きゅるきゅると懸命に足を
      動かすものの、計り知れないくらい遅々として進まない。

      なぜかそれを敷地も広々としたレンガ造りのお洒落なカフェから漕いで帰るのである。もう罰ゲーム
      としか思えない。

      それなのに、内心では結構まんざらでもない自分がいた。

      5日(土)

      今日は家庭ごみの日だったが、夜集積所の前を通ったらいくつか置き去りにされていた。今や
      すっかりお馴染みの光景。しかし今回は、身に覚えある風情のごみ袋がその中に混ざっていた。
      あ。私のじゃん・・・
      何がいけないのかはっきりしないまま、とぼとぼ住まいに持ち帰る。袋に食らい付く蟻さんご一行を
      払いながら・・・

      私的には二度目の回収不能扱い。
      新聞紙束は古紙として出す日が決まっているのだが、ちょっと丸出しはいかん的なものを
      くるんで家庭ごみに入れたなら、「新聞紙入ってるからだーめ」と却下されたのが前回だった。
      正直、その時は少々厳しすぎやしないかいと感じた。

      分別方法が変わってからというもの、町の至る箇所に回収されず放置されているごみ袋をたくさん
      見かけるようになった。そういうのが常に当たり前の光景となってしまっている。
      もちろん決められた分別ルールは守るべきだ。しかしながら、そのルールが出来てから、町中いつも
      ごみ袋だらけと化したのも事実。
      どう見てもわざとではなく、うっかり家庭ごみに混じった若干の間違いくらいは大目に見て欲しい
      なあ、と家庭的でない私などは都合良く思うのであった。

      4日(金)

      この夏一番の暑さと恐ろしいことをニュースで聞く。あまりの猛烈な熱波が私を骨抜きにする。
      ・・・冬はあまりの猛烈な寒波が私を骨抜きにするわけだが。

      ニュースと言えば、今ボクシング世界戦の判定問題が何やら世間を賑わしている様子。
      私はボクシングのことは全く知らないし分からないし、特に興味もないのだが、その中継が50%
      を超える視聴率とは驚いた。単純に考えて国民の半分くらいがその試合を見た感じになるわけで、
      別にスポーツ選手に限ったことでもないが、そんな物凄い人々の目に晒される、認知されるとは
      何とも空恐ろしいことにも思える。

      そんな中で力一杯戦い抜いたであろうまだ十代の選手に、そこまでバッシングする必要がある
      のか、今ひとつ良く分からない。

      3日(木)

      オーダーメイドのご注文にてサンキューカードを作らせていただきました。披露宴やパーティー
      の会場で出席して下さったお客様にお渡しする為の、名刺大サイズのミニカードです。

      受付でお渡ししたり、予め席に配置したり、引き出物に添えてなど、感謝の気持ちをお伝えする
      アイテムとして幅広くご活用いただけることだと思います。

      2日(水)

      この数ヶ月、ナスの黒焼き歯磨き粉を愛用している。
      ナスの黒焼きは、昔日本に歯磨き粉がなかった時代に使われていたようで、虫歯を予防したり、
      歯を白くする効果が期待できるほか、歯茎の健康にも一役買ってくれるらしい。
      それに気付き実践する昔の人の知恵は本当に凄い。

      この品には、粉状の黒焼きに塩が混ざっているので、多少しょっぱい感はある。
      そして何といっても、使用するとお口の中が真っ黒に。
      水ですすげば落ちるが、とにかく最中は麗しいほど見事に真っ黒黒。無敵のお歯黒女に変身する
      ことが可能となる。

      人様に見せて良い姿かどうかはともかく、そんな利点(?)もあり、個人的にはおすすめしたい
      一品なのだ。

     

      1日(火)

      8月の気候ではない。これは夏ではない。
      心の底からうんざりするような蒸し暑さは大の苦手だ。だから決して盛大に暑くなって欲しいとは
      一ミリも思わないが、ここまで空気がひんやりする曇った空の夏もどうも納得はゆかない。
      どうせぶわっと気温が上昇すれば、またでろーんと溶けそうになるのは目に見えているわけだが。
      人間とは所詮無いものねだりが常だから困る。