●2006年12月(師走)
27〜31日
機会をうかがっていた商品の大整備をはじめ、それに伴い水面下でサイト自体作り変えてゆく。
年末年始は店を開けていてもやはり時期的にアクセスもご注文も落ち着いてしまうため、もう
やるなら今このタイミングしかないと一念発起。
しかしこれはど凄い仕事を始めてしまった。いくら時間があっても足りない。不眠不休とは
まさにこのこと。しかも、店を閉めて取り組むことはできないので、もうファイルやら何やら
ごちゃごちゃのはちゃめちゃ。
早く完了させて新しくスタートを切りたいが、まだまだ目処が立たない状態だ。
新年には間に合わないけれど、2007年は絶対に満足と納得のゆく飛躍をしたいと思っている
ので、そのためにまず重要な店構築をしっかりやり遂げたい。
今年も一年、涼風工房を訪れ、ご利用下さり、本当にありがとうございました。
来年はもっともっと頑張りますので、よりいっそうのご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。
23〜26日
新しい招待状セット(招待状セット2)などウェディングペーパーアイテムをひとしきり更新いたし
ました。
常日頃からとにかく作るものに関してオリジナリティーを求めて彷徨っています。(脳内を)
決して特別際立った珍しさを追求しているのではなく、
「あ、こういう感じほかではちょっと見ないしなかなかいいな」
と楽しくご覧いただければ本当に光栄に思います。
写真撮りには相変わらず苦戦。
台紙となる各洋紙の凹凸感をきっちり写したいと思えば少し影ができるくらいの光加減と角度で
撮らないといけないが、そうすると和紙の絵柄がかなり暗くなる。
逆に明るさを優先すると、洋紙の質感が飛びのっぺりした風に写ってしまい満足できない。
「うにゃー!」と雄叫びをあげたくなるほど難しい。
19〜22日
その日にあったことを綴るのが普通の日記の定義だとは思うが、こうして何年も書いていて、
「日記とは、その日にあった99%のことを書かないものである」
と感じる。
なかなかにど忙しい師走。師には該当しなくとも、まさに走っている感覚。
皆それぞれ忙しい時期だから、「私走」なんていかがでしょう。
その中で、これからの方針として中心に考えたいウェディングアイテムのご注文やお問い合わせ
が目に見えて増えてきていて本当に嬉しい限りだ。
現在、招待状セット2の商品を全て新たに入れ替えるべく、一度ページを空にして準備している。
単純に、いいもの作りたいと思う。喜んでいただけるものを作りたいと思う。
相変わらず課題も多いが、今後何とかそのジャンルを確立させてゆきたい。
16〜18日
月曜の明け方、思うところありふと本棚から谷崎潤一郎の「刺青」を取り出す。
古い文庫だ。初めて読んだのは一体いつだったのか。
昔から本だけは相当読んできたと思う。子供時代は少なくとも二週間にいっぺんは図書館に
ゆき、毎回必ず一度に借りられる上限の十冊を担いで、肩が抜けそうになりながら長い道のり
を歩いた。
大人になってから、友人に「どうしてそんな文学的な考え方をするの?」と心底不思議そうに
尋ねられて逆に驚いた経験もあるが、まあ元を正せばそんな事情からかも知れない。
実際は、いわゆる「文学的」な本にはそうは接してこなかったように思う。
その中で谷崎潤一郎には一時期結構はまって何冊か集めた。一番印象深いのは「痴人の愛」だ。
「刺青」は十数ページの短編である。
今改めて読み返してみると、そのごく短い間に濃厚で妖艶な独自の世界が詰まっていて心地よさ
すら覚える。
まさに文学。これが文学。
小娘時分学生時分にこんなの理解できる訳ないよなぁ、と考える。
オトナ(自称)になって良かったと思うのは、こういう成熟を感じられる時かも知れない。
・・・くれぐれも、刺青を入れたいという意味ではない。
15日(土)
先日オープンしたばかりの雑貨のお店「帝」(東京神田明神参道内)にて、ストラップを中心に
祝儀袋やぽち袋等涼風工房の品々を扱っていただいています。
神田明神を訪れた際には、ぜひぶらりと寄ってみていただければ嬉しく思います。
・・・神田明神、自分まだ行ったことないな。
11〜14日
天候が優れないと、余計に寒々しく感じられる。色味的に。
昨冬の灯油が少し残ったままのストーブ。仕舞ったのが4月くらいだから、結構月日が経っている。
多少古くなった灯油、使用しても問題ないのだろうか。
基本的に爆発さえしなければいいタイプなので、さすがに大丈夫な気はするが。
生姜紅茶は狙ったように三日坊主に。
だってそのまま飲む紅茶の方が美味しいことに気が付いてしまったんだもの・・・
今日(14日)は少し寒さが緩んだせいもあるかも知れない。
明日からまたしぶとく続けるぞ。(多分)

10日(日)
あまりに寒い毎日。とにかく冷える冷える。いつしかすっかり本物の冬がやってきていた。
そんなわけで、身体をあたためるお茶を用意する。その名は「生姜紅茶」である。

作り方は簡単だ。好みの紅茶(私はもっぱら九曲紅梅/中国茶)を淹れ、すりおろした生姜を
スプーン1〜2杯どぽんと入れて軽く混ぜるだけ。甘さが欲しい場合は、栄養価の高い黒砂糖を。
これはなかなか凄い効果を感じる。体内が芯からじんじんあたたまる感覚。これから続く長い
冬にかなり重宝しそう。
紅茶と生姜はどちらも身体をあたためる作用を持っているが、この両者のタッグは更に高い
効用が認められているそうで、血液循環を良くし、身体を体内からあたため、飲み続けると
免疫力が高まり風邪も引かなくなるらしい。
何事も身体が資本。元気がないと何もできない。
三日坊主にならぬよう、ぜひ続けてみようと思う。

5〜9日
凄まじいとしか言いようがない怒涛の数日間だった。
あちこち仕入れにも出つつ、この5日ほどで100時間は作る仕事をしたと思う。
朦朧としながらも、気合を入れなおして更に時間をかけ目の前の結果全てを包装してゆく朝。
なんか自分が作った品々が格別にいとおしく思える。
凄いじゃん。なかなか根性あるじゃん、あたしってば。
さすがに自分を褒めてやる。
本当によくやったと思う。これは自信と経験の財産になるに違いない。
よれよれの状態で待望の布団へ。ここは天国か。
ようやくまともに眠った。何かの謎を解くべく色々動く夢を見た。
これで休めるというわけではない。
休息して、回復して、お腹空いて、また仕事して。そうやってみんな頑張って生きている。
4日(月)
遅ればせながら、クリスマスカードのミニサイズを一点新たに更新いたしました。
クリスマス関連商品が昨年とまったく同じ顔ぶれで気になっており、何かひとつは新作をと
思いつつ毎度お馴染みながら時期的にすっかり出遅れてしまいました。
ツリーやサンタがとび出す仕様のカードです。ぜひ楽しいクリスマスシーズンを色取るアイテムの
ひとつに加えていただければ嬉しく思います。

3日(日)
金曜までが勝負。この5日間で200点を超える品を作る。
間違いなく、数と内容からしても今までの記録になるような制作スピードだと思う。
果たして大丈夫なのかと不安もあれば、「よし、やってやるぜ!私もきっとやればできるんだぜ!」
みたいなチャレンジ精神にちょっとわくわくしたりもする。
この仕事は、一見案外優雅なものに映る場合も少なくないかも知れない。
実際はそうでもない。
仕入れでは時に合計重量6キログラムの紙類を持ち運び、作業にあたっても力を猛烈に要する
場合もありどのみち肩こりとは縁が切れない。
髪を振り乱し一心に作業台と向き合う。血走った、やや飛んだ眼の下には隈必須。(おいおい)
腰はおかしくなる。腕は筋肉痛になる。手指は皮がめくれて絆創膏だらけになる。
でもこういう負傷を私は自分で誇りに思える。
自転車で転んですりむいちゃった、虫食い跡をかきむしっちゃった、でこさえる傷とはやっぱり
ちょっと違うのだ。
ついでに、指の腹でこする動作が頻繁なため、そろそろ右手人差し指の指紋が消えるんじゃ
ないかとほくそえむ。(?)
2日(土)
さようなら、マリンタワーと氷川丸。
横浜名物と言えなくもない両者、どちらもこの12月中になくなってしまうそうだ。
横浜に住んで15年近く。二度目のマリンタワーに登る。
地上106メートルからの眺め。私はやっぱり横浜の夜景が大好きだ。
久し振りに休日の気分を味わうことができた。

中華街市場通りのあの子、ついに名前が判明。
ご紹介します。「ちゃんぽん」さんです。おいしそうです。今日は丸くなりすぎです。
なんと、主演DVDも出ているんです。


1日(金)
急ぎのご注文の件を無事終え、ほっとする。一旦仕事部屋を整理して掃除して気分をリセット。
最近、作る数とペースの兼ね合いがやや尋常ではない気がする。
でもできている。だからそれでいい。忙しいのはありがたく、素晴らしいことだ。
そうしてひと時のみ綺麗になった仕事場を眺めながら、清清しく充実感を得る。
自身くたびれた雑巾みたいにくたくたなのにヘンなの、と苦笑いしつつ。

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