
3月3日(日)
先月2月の日記
で紹介した、個性と魅力に溢れる猫です。どうやら同じ公園内にずっと滞在している模様。

心なしか、地面に丸まっていた先月の時より若々しく見えたり。太めのおみ足もたまらない。(失礼)


猫ならではの、魅惑の不機嫌フェイスの持ち主。

先の猫となんとなく行動を共にしているように見えた初対面のお方です。
それにしても、みんな野良猫とは思えないほど綺麗な毛並みをしてると感じます。



風が強い日で、猫たちは少々寒そうにしていました。
辺りの木々も絶えず揺れておりましたが、個人的には竹の軋む音が妙に好きで、耳に届く度にもっと長く続いて
ほしい気分になります。

2月終盤の時点で早くもカワヅザクラが開いている場所がありました。遠目からでもその一箇所だけ華やかに色づいて
いる様が際立って見え、本来の進路ではなくともふらふらと引き寄せられ、遠回りを楽しいものにしてくれます。

梅の花もほぼ満開です。側を通ると、急激に空気が変わり素晴らしい香りに包まれます。


猫たちが棲む公園内にある古民家では、雛人形や吊るし飾りが展示され圧巻の光景となっていました。




* * *
一方、こちらは私の雛人形。昔、若い娘
時代に母が贈ってくれました。
手の平に乗る福々しいお内裏さまと
お雛さまは、とてもかわいらしくてお気に
入り。
一年に一度しか取り出して飾らない性質
のものなので、いまだに歳もとらず綺麗
なままです。
背後のペーパーファンは、自分で作って
みました。和紙を扇状に折り込んだものを
ふたつ合わせて円にしている形です。
黒地の友禅和紙と金色の和紙を組み
合わせてみましたが、色柄によって様々
なバリエーションが試せそうです。
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雛飾りで明るさが増す古民家の眼前に広がる池に、突如カワウさんが出現!

カワウ(河鵜)/カツオドリ目ウ科ウ属
昨年5月の日記
で紹介して以来、二度目の対面です。黒いボディに黄色いほっぺと水色の目がチャームポイント。


威風堂々と黒い羽を広げる姿は、さながらオーケストラの指揮者という趣。



実際のところ、カワウさんの羽は水を弾きにくく、濡れた後は積極的に乾かす習性があるため、ほかの鳥より
ちょっぴり壮大な羽の広げ方になる感じなのだと思います。



一方、先月と同じく、
コサギさんもまたこの水辺に寄っていました。

コサギ(小鷺)/ペリカン目サギ科コサギ属
コサギさんの存在にまだ気づかずに、自由気ままに泳ぐカワウさん。

ま、まさか運命の出会い・・・なのか?







なかなかのいい雰囲気から、羽を広げてカワウさんのアピールタイム開始。ちょっと露出狂っぽくなっている気が
しないでもないのだが・・・
対するコサギさんは、完全にノーリアクションでありました。がんばれカワウさん。負けるなカワウさん。
なお、池の側を元気に駆け抜けて行った少年たちが、「あっ、クロサギだ!」と叫んでいました。
気持ちはよく分かります。そうとらえるのが自然です。シラサギ(コサギ)に絡んでいる、似た印象の黒いボディの
鳥だもの。
ただ、一見怪鳥風の黄色いほっぺをしているお茶目な黒い鳥を見たら、今度からカワウさんと呼んであげてネ。
ちなみに、私はクロサギにはまだ出会ったことがありません。さぞ格好いいのでしょう。一度ぜひお目にかかってみたい
ものです。
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さて、冒頭の猫ですが、薄暗くなりはじめた夕刻、落ち葉をクッションに単身でくつろいでいたところに異変が。
女性二人と一緒に散歩中の犬が、もうあの子に興味津々状態。傍目にも制御が難しそうだと分かる勢いで猫(へ)
まっしぐら!

もちろん猫に対して危害を加えるのが目的ではなく、遊びたい・じゃれあいたいという気持ちが始終見て取れました。
が、猫からすれば、徹頭徹尾警戒と抵抗以外にすることはないという状況だったと思われます。これぞ温度差というもの。
ある程度時間を経て、満足して背を向け立ち去る犬なのでした。


見送る視線から、「ナニあいつ!?」
との心の声がはっきり聞こえてきたような・・・
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とりとめなく、いろいろギャラリー。













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